Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
岡安 悟; 片桐 政樹; 北條 喜一; 森井 幸生; 三木 重信*; 島影 久志*; Wang, Z.*; 石田 武和*
Physica C, 468(15-20), p.1998 - 2000, 2008/09
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Physics, Applied)MgB超伝導体の超伝導転移端(TES)を利用した中性子センサーの開発を行っている。この目的のため低ノイズの測定系を開発してきた。この測定系の有用性を検証するためAmを用いた線検出を試みた。感度をかせぐため試料は1m幅で35mの長さの短いミアンダパターンを用いた。定電流モードで測定を行ったところ線の検出に成功した。バイアス電流は6Aであった。
小久保 伸人*; 岡安 悟; 篠崎 文重*
Physica C, 468(15-20), p.1316 - 1318, 2008/09
被引用回数:6 パーセンタイル:30.28(Physics, Applied)アモルファスMoGe超伝導の微小ディスク中の磁束量子の空間分布を走査型SQUID顕微鏡を用いて測定した。用いた試料は直径0.05mmである。試料中の磁束量子の数が5個までのときは対照的な磁束量子の分布を示すが、6個になったときは一つの磁束量子が真ん中にきて、残りはそれを取り巻くような配置になり殻構造をとるようになる。このような構造をとる臨界的な磁束量子数は磁気装飾法でのニオブディスクの実験とよく対応がつく。
坂井 徹
Physica C, 468(15-20), p.1163 - 1165, 2008/09
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Physics, Applied)高温超伝導体で観測されている電荷ストライプはこの分野で非常に注目されている。中性子散乱やSTMによりその検証も数多い。t-J模型の数値対角化による以前の理論的研究により、リング交換がこの電荷ストライプのうちの平行ストライプのメカニズムを与えることを示した。しかし、幾つかの物質では、対角線タイプのストライプも発見されていることから、さらに詳細な計算を進めた結果、リング交換は対角線タイプのストライプも与えることが判明した。
山田 進; 奥村 雅彦; 町田 昌彦; 大橋 洋士*; 松本 秀樹*
Physica C, 468(15-20), p.1237 - 1240, 2008/09
被引用回数:1 パーセンタイル:6.29(Physics, Applied)高温超伝導体の渦糸芯構造を調査するため、密度行列繰り込み群法を利用し、調和ポテンシャルのある1次元ハバードモデルのシミュレーションを原子力機構が所有する並列計算機Altix3700Bx2を用いて実施した。その結果、モット状態が中心に出現し、その周りに金属状態が現れることを見つけた。さらに、アップスピンとダウンスピンの数が異なるとき、モット状態のところに長周期で変化する反強磁性が現れることを見いだした。
中井 宣之; 林 伸彦; 町田 昌彦
Physica C, 468(15-20), p.1270 - 1273, 2008/09
被引用回数:5 パーセンタイル:26.18(Physics, Applied)Using the time-dependent Ginzburg-Landau equation with the complex relaxation rate and Maxwell equation, we perform the numerical simulation of vortex-pinning dynamics in two cases of metal-pinning and insulator-pinning. At the same time, the vortex-flow voltage induced by the vortex-motion and the Hall coefficient are calculated. Numerical simulations reveal that the trapped vortex at the pinning-site disrupts the vortex-motion of non-trapped vortices and the Hall coefficient depends on that vortex-motion.
奥村 雅彦; 山田 進; 谷口 伸彦*; 町田 昌彦
Physica C, 468(15-20), p.1241 - 1244, 2008/09
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Physics, Applied)強相関系における不純物効果は、高温超伝導体などで重要な役割を果たすと考えられているが、その理解は進んでいない。特に、超伝導発現の舞台であるホールドープ系における両者の競合についてはその解析の難しさから、現状ではあまり研究が進んでいない。そこで、われわれは、強相関効果と強ランダムネス効果を同等に扱うことができる、密度行列繰り込み群法を用いてこれらの効果の競合によってどのような現象が起こるかを調べた。具体的にはまず1次元のアンダーソン・ハバード模型において、ホールを少量ドープした場合を調べた。その結果、ホールの局在による絶縁体形成という新しい現象を発見した。さらに、われわれは3レッグ系でも同様の現象が起こることを確認した。この結果から、ホールの局在による絶縁体形成は強相関強ランダムネス系におけるユニバーサルな現象であることが期待される。